というのも、昨年後半から岐阜県が行なう「社会的居場所」事業に協力し、ある青年の社会復帰を支援しているからです。彼のように、既存の経済合理化中心主義の社会からはみ出てしまう人たちが増えています。農業を通じて自立していこうと努力している彼をサポートしようと、第一歩が休耕地を5反ほどお借りしての農業スタートしています。
とはいえ、2月です。この寒い冬。農作業には不向きです。
そこで、冬には冬のできることをやろう!ということで、「生ハム研究会」を、明智の十割蕎麦「やまだや」さんにご協力いただき、1月18日からスタートしております。
とはいえ、生ハム作りは素人。どうしたもんか?試行錯誤していたところ、なんとネットで見つけた生ハム職人さんと交流させていただくことに成功!
フェイスブックを通じて、いろいろとご指導いただく機会を頂戴しました。
とはいえ、大先生、作り方を手取り足取り教えていただくことはありません。
先生曰く「生ハムは100人作り手が居れば、100通りの作り方がある」。
スペインでも、イタリアでも、秋田でも、鹿児島でも、地域ごとに温度、湿度、風、豚、畜産方法など千差万別。答えはそれぞれ違うのです。
「君達は、君達の生ハムづくりをしていけばいいんだよ」。
ということなのですが、元来、豚肉は生では食べられないもの。
実はほとんど紹介されてはいませんが、腐らせてしまったり、とても食べられるシロモノにはならない、などの失敗も多いのです。温度管理、湿度管理に長けたプロ職人ですら、失敗もある、というのですから大変です。
え!なんだって?!プロですら失敗してしまうほど生ハムづくりって難しいの?!
知らんかった!腐るなんて想定してなかった!誰でもかんたんにできるんちゃうか?
できんのですよ!
だからこそ高級な生ハムは100gで数千円の値段が付くんです。まちおこしになる商品をつくろう!なんて素人の思いつきで、踏み込めるもんじゃありません。本格的な生ハム作りに必要な設備を用意するには、数千万円から数億円もの投資が必要なのです。
プロの領域に素人が容易に入れそうで、入れないのが、生ハムづくりなのです。
これは容易じゃないぞ、と、われらが、やまだやさん。
大規模な温度管理、湿度管理設備はできないものの、素人なりにやれるところは、やってみようよ!とやまだやさんも一念発起。簡易版とはいえ、生ハム研究室を作ってくれたのです。
手作りとはいえ、内装から空調まで準備してくれました。今や、やまだやさんは、「山田生ハム監督」だよ。
生ハム職人すら容易でない、そんなところへうっかり足を踏み込んでしまった我々は、天才なのか、それとも、大ばか者なのか?
きっと大ばか者でしょう(笑)!
でも、一歩踏み込んだ我々もなんとかがんばりたい!無事に腐らせることなく、とにかく完成まで至りますように!応援よろしくです。
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