
今回のピンチャン塾、人を動かす「物語」講座では、遭ったとたんに話に引き込む、一発で信頼を与える、短い時間でのやり取りでもぐっと、人のハートを掴む、そんな「自分の物語」を作り方を学び合いました。
忙しい現在、人から協力を得て動いてもらう、人を動かすことは容易なことではありません。
「お金あげるから残業して」と言っても、
「お金は要りません。自分の時間を大事にしたいので」と言う。
「上司命令だ」と言っても、
「無理」って言う。
そうして、あとで心配になって「やめないでね」というと、
「やめない」っていう。
わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集

忙しすぎる時代なのか、心に余裕がなくなってきたのか、逆に豊かな時代なのでしょうか、権威でもお金でも人が動く時代ではなくなってきました。
そんな時代だからこそ他人と心を通じ合わせるためには、モチベーションを高め行動させるには、組織を動かすには、これまでの議論や論理といった左脳的なアプローチよりも、ストーリーテリング、物語を活用する、右脳的なアプローチが重視されはじめているのです。名経営者として名高いGE社のジャック・ウェルチ氏やIBMのルー・ガースナー氏等は組織を動かし、企業価値を上げるために物語を多用してきました。
CEOが組織に物語を語ることで、
○知識は組織のどこにあるのか
○他の人が知っていることをどうすれば知ることができるか?
○人々は正しい立ち振る舞いをいかにして知るのか?
○人々が新たな組織に加入したとき、行動の仕方をいかにして知るのか?
といった、問題への解答を与えることができるのです。誰かを何等かのことで説得しようとするときに、物語が大きな重要性を持っているのです。
そんな経営者の方だけでなく、ビジネスパーソン、自営業、フリーの方にとっても、物語は非常に重要です。なぜなら、誰もが常に他人を説得して行動してもらう必要があるからです。子供にあと片付けをさせるときも、お小遣いをたくさんもらおう、と妻に頼むときにも、上司に承認を得るためにも。
参加された皆さんの声(一部)ご紹介しましょう。
@tajiminow 今夜のピンチャン塾の「自分の物語」を1分で相手に語る内容は、明日から直ぐに役立ちますね。ビジョンの時代だからこそ、たいせつですね。ありがとうございました。
@tajiminow 今日のピンチャン塾「人を動かす「物語」の作り方。なかなか面白かったです。相手目線、自分目線を視点を高く見られたら良かったですが、実際は、余裕が無くて、一杯一杯でした。良い経験になりました。
@tajiminow 人を動かす「物語」の作り方講座ではシナリオを設定することで、今まで興味が無かった人を振り向かせる事が出来る。そして、それは自分すら良い方向へ変化させることが出来る要素を含んでいる。そして何度も練習することにより、磨き上げられる。即、実践できる内容でした。
ピンちゃん塾ありがとうございました。自分物語がまだまだ前編。勢いと直観できました。後編は自分らしく楽しめる物語にしよう!ただ、無心でがむしゃらだった今までも忘れないようにしたい。
自分の物語を作って、他人に動いてもらう、このワークショップは実りが多かったのではないでしょうか。どんどん上達していくのがこちらでも見えてとてもよかったです。
■その他参考図書
仕事はストーリーで動かそう


明日、会社がなくなっても、自分の名前で勝負できますか?




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