
3月19日、多治見市文化会館にて山田珠実さんによるダンスパフォーマンス~「Invention」バッハの音楽にのせて身体の謎に迫る~が開催されました。エキストラとして、多治見nowからも参加(笑)。本日付の中日新聞岐阜版にてご紹介されてましたよ。
肺から空気を取り込み、心臓から動脈を通じて30秒で毛細血管の末端まで酸素を運び、30秒かけて二酸化炭素を抱えて静脈から肺に戻る。つまり、1分ごとに新鮮な血液が細胞に供給されている。なにか、1分ごとに生まれ変わっているような、そんな感覚を味わった、ダンスパフォーマンスだったわけです。
このパフォーマンスのユニークなところは、普段客席の部分を、パフォーマンスに利用したところです。多治見市文化会館の座席は、赤色。
「細胞みたいで、体内の中に居るみたいだし、心臓みたいだし、何か生き物のような、母体のような・・・」と山田先生。
心臓の鼓動の音に合わせて、まるで、呼吸しているかのように照明が明るくなったり、暗くなったり・・・と会場を照らし出した後に、今回参加した15名のエキストラパーフォーマーたち(含む多治見now)が、血流のように、あるいは、ミトコンドリアのように駆け巡り、感じるままの動きをおこないました。
10代から88歳まで幅広い年齢層の15名が集い、山田先生、とまる先生、野田先生と作り上げたパフォーマンスは、見てくださった方々にどのように伝わったでしょうか。やっている私は最後まで「??」(笑)だったのですが、ご覧になった方々からの反響は、非常に好意的なものばかり。科学的な説明とダンス、バッハの曲調が見事にコラボレーションされた、と嬉しい声が多く、山田先生をはじめ、エキストラの我々も、文化会館の加藤さんも元気づけられました。
今回、このようなパフォーマンスに参加したのは初めて。なので、非常にワケが判らぬままの参加だったわけです。ですが、練習中、山田先生がかなり重視されたのがストレッチ運動です。毎回の練習は1時間半ほどだったのですが、30分ほどみっちり行いました。それも、体と対話するようなやり方です。例えば、足の裏を揉み解す、というストレッチを行なうのですが、このときに、足の指1本1本に「はい、これからリラックスしていきますよー。ゆーっくりゆるめていきますからねー」と話しかけながら、緩めていきました。それも、指の骨1つ1つに対してもです。足の指って、手と同じように、足先の骨、中の骨、付け根の骨と3つのパーツに分かれてて、足の付け根の骨は、足首までつながっているんですね。でもって、足首を回すと判るのですが、足首って実は、結構上のほうにあってつながっているんだ、ということを実感できたわけです。それも、身体に「足の指さーん、回しますよお」なんて話しかけながら、ゆっくり動かしていくと、ほぐした足とまだほぐしていない足との差がどれほどのものか、大変深く体感することができました。こうして、骨や筋の構造を考えながら、身体を動かしていくのと、何も考えず無意識に反射神経的に動かすのとでは、まったく違うことが判りました。
また、ステージ上で、山田先生が腕を思いっきりぐるぐる回す、というパフォーマンスをされていましたが、あの回し方をみて単に腕を回すだけのことなのですが、普段の生活で自分は腕のほとんどの機能を使っていないぞ、肩甲骨まったく回していないなあ、だから肩こりになるなあ、と、色んな気づきもあったダンスパフォーマンスでした。
こうした参加型のイベントは、見るだけでなく、せっかくなら参加しないのは勿体無いぞと感じました。公共施設側も限りある資金を使って、文化振興、活性化のために著名な先生を招いて行なっているわけですから、より多くの方々に参加してもらい、また、見に来てもらいたいですね。
最後は皆で記念撮影。
山田先生、参加された皆さん、そして、観に来てくださった皆さん、ありがとうございました。
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