2010年6月6日日曜日

コミュニティタクシー社の朝礼実演



 ドイツのサッカー教室では、コーチが子どもたちに「どうしてそういうパスをしたのか」と聞く。それを受けて、まだ12才の子ども同士が議論をする。論理的思考をぶつけ合う訓練が、あたりまえに行われているという。だが、日本では小さい頃からそうした訓練がなされることは少なく、先生やコーチの顔色をうかがいながら正解っぽい答えを探そうとする。

 1球1球考えて行動できる野球と異なり、流れの中で瞬時に判断力、決断力が求められるサッカーやバスケット、バレーボールといったスポーツでは、こうした日本流の弊害によって、ワールドカップなどの国際大会でなかなか上位へ進めない理由の1つなのかもしれない。

 6月5日、セラミックパークにて多治見市倫理法人会の倫理経営講演会が開催された。第一部にてコミュニティタクシー社の朝礼実演が行なわれた。

 一般に朝礼というと、連絡事項や報告事項を共有するゆるい会議的な集まりである。ところが同社ではかなり踏み込んだ内容。正直ここまでしないといけないか?と疑問に感じる点もあったが、その後の林戸部長の説明で納得がいった。

 つまり、企業活動もサッカーの試合と同じだということだ。

 「どうしてそういう行動を取ったのか」についていちいち上司のお伺いを立てて行動していては、目の前にいるお客や取引先に瞬時に対応することができない。お客さんにはうちの商品・サービスで喜んでもらいたい、感動してほしい、どの企業経営者もそう願っている。どの社員であっても、社長レベルの判断力を持ってベストな行動をして欲しい、と経営者は願っている。 

  これまで考えたことのなかった社員に、いきなり「考えろ」と社員に責任を押し付けるやり方は不慣れである。いったんは、企業理念、企業目標を唱和し、挨拶の励行、書籍の輪読、乗車する車両への感謝など企業側として「こういう社員に育って欲しい」という意識付けをしてもらう必要がある。「社員がどう行動することがベストなのか?」その考え方を身につけて欲しい、実践してほしい、それが、この「朝礼」の狙いである。

 確かにこのスタイルには賛否両論があろう。正直、自分ができるか?と問われると考えてしまう。だが、形にとらわれず、常に「どうしてそういうパスをしたのか」と尋ねて考えさせることが、企業を次のレベルへステップアップさせる方法だと思う。

======
さて、次回の「ピンチはチャンスのビジネス塾」では、グローバルに活躍するなら、英語は必須!ということで、「第一回 オバマ英語をマスターして英語スピーチ力、プレゼン力を身に付ける!」という演習をやってみます。

 英語教師でもなく、ネイティブ並に読み書きができるでもなく、特に資格があるわけでもないですが、一風変わった使える英語を、ということで、やってみようと思っています。一気に英語力が上がる人たちが輩出できたら凄いよね。「次の時代を担う人材を多治見から多数輩出して日本に地殻変動を起こす」を本気でやっていますので、前向きなビジネスマン、ビジネスウーマンの方はどうぞ歓迎します。

 この「答えのない時代」を乗り切る感性とIT力をつけていこうと毎週木曜日午後7時から多治見の「まなびパークたじみ」(多治見市豊岡町1-55)でやっています。

 この「ピンチはチャンスのビジネス塾」の参加費は、月会費5250円。

6月は以下の講座を予定しています。

6月 3日(木) 午後7時~9時  YouTube&twitter営業であなたの会社が飛躍する(好評終了)

6月10日(木) 午後7時~9時  オバマ演説をマスターして英語スピーチ力・プレゼン力を身につける!
6月17日(木) 午後7時~9時  ビジネスマンのための「ホ・オポノポノ」瞑想法
6月19日(土) 午前11時~1時 特別講座「第二回多治見twitter&ustream勉強会」
6月24日(木) 午後7時~9時  ビジネスに必要な「遊び心」養成法

 本講座の申込・問い合わせは、NPO多治見now 小栗礼子 
(メール  tajiminowアットマークgmail.com   電話090-7038-0511 ツイッター http://twitter.com/tajiminow )まで。

週刊 ダイヤモンド 2009年 4/25号 [雑誌]
週刊 ダイヤモンド 2009年 4/25号 [雑誌]源氏絵物語 本物の絵と声で楽しむ日本の古典

ブログパーツ

次の記事もお勧めです。

Related Posts with Thumbnails

こちらもお薦め