ラジオで紹介している「仕事術」とは異なり、このセミナーでは、「SAVEの法則」に加えて、現在、先進国のホワイトカラー職の人たちが直面している課題(それは、ダニエル・ピンク氏の「ハイコンセプト」の中で指摘されているものであり、過去25年以上低迷し続ける多治見、東濃地域の地場産業が直面している本質的な課題でもある)に対して、
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代 | |
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先進国のビジネスマンを取り巻く雇用の変化を乗り越えることができる「強み」を発見する問題解決法を行なっている本格的なビジネス講座だ。
例えば、この講座で実践している問題解決法の1つが、ウィン・ウェンガー博士が考案した「ハイ・シンクタンク」。
これはイメージを活用した問題解決法だ。
混沌とした状況の中、自らの課題解決に向けた道筋すらつけられないことが多くなってきている。この変化の激しい時代、自分が歩んでいる道は、霧の中へ入り込んでいってしまっているのか、それとも、明るい未来への道に続いているのか、現状では判断できず、不安で足がすくんでしまっている、というビジネスマン、ビジネスウーマンも多いのではないだろうか。
そうした行き詰まりの中、解決の糸口を発見できるこの演習は、単に目の前のピンチな状況を脱出するための小手先のテクニックではなく、インド・中国・アジアに住む低賃金ながら大変優秀なビジネスマン達や業務を自動化し廉価で提供できるコンピュータに対して勝ち目のない戦いを続けている日本のビジネスマン、企業が渡り合い、共生するために提供できるスキル、ノウハウとは何かを発見するために非常に有効なアイディア発想法だ。
低価格の国際競争に敗北し、過去25年以上も低迷し続ける陶磁器・タイル業界の方々が多いこの多治見・東濃地区では新たな価値創造の手法が求められ続けてきた。
しかし、昨日までただ「言われたとおり作ればよい」といわれていた人たちにとって、いきなり「言われたものをただ言われたとおり作るのではダメだ。画期的なアイディアを発想して、それを作れ!しかも、お前が売れ!」と言われてもどうすることもできない。安易に手に入るような処方箋も見つからず、本当に大事なことを後回しにしてきた「ツケ」を長年払い続ける羽目に陥っている。
そんな深刻な状況を一変させる、というのは大げさに聞こえるかもしれないが、少なくとも、この「ハイシンクタンク」の演習は解決の糸口を発見するのに適している。
この「ハイシンクタンク」を行なうと「自分に能力がないから正しい答えを導き出せない」といった不安は消えてなくなる。この演習のわずか数十分後に解決の糸口が見えるので、次の1歩は何をしたらよいのかが判るようになるのだ。
これまでは行動計画を作るために膨大な資料を読み込み、分析するためのスキルをみにつける必要があった。しかしこの「ハイシンクタンク」で、イメージを土台に会議出席者との意見交流を深めると、すっきりできる解決アイディアを得ることができるのである。
論より証拠、以下のボードに書かれた課題と解決への糸口となるイメージとコメントを見て欲しい。
これらはセミナー参加者たちが個々に抱えている課題に対して、イメージで解決方法を提示し、そこから議論を深めていった様子である。個々の課題に対して与えられた時間はわずか10分から15分。そんな短時間ですらほとんどの課題に対して解決の糸口を発見することができた。
この問題解決法が素晴らしいのは、課題に対して門外漢であっても、解決につながる非常に有益な意見を引き出すことができることである。
実際、先週、昨日と「ハイシンクタンク」を行なったのだが、セミナー出席者の方々から次々に豊かな発想、アイディア、アドバイスが自然と湧き出てきて、止まらなくなるほどだった。セミナー受講者はそれまでほとんど面識もなくこの講座で知り合っただけ。年齢も職も異なる7名だ。もちろん会社の同僚でも普段の付き合いがあるわけでもない方々である。
ところが、この講座で「ハイシンクタンク」を行なったところ、お互いがお互いをまさに助け合おう、共有し分かち合おうと、実に豊かなアドバイスを提供し合うのだ。
「ハイシンクタンク」のやり方は、「アインシュタイン・ファクター」ならびに神田昌典氏の「全脳思考」に書かれている。
まずは、以下の書籍を入手してみて欲しい。価値観は人それぞれだから、アマゾンのレビューに左右されることはない。まずは入手して「ハイシンクタンク」を知ることからはじめてほしい。そして、できれば職場や仲間と実践してほしい。結果をこのブログのコメント欄に記してくれるとこれほどまで嬉しいことはない。今日も読んでくれてありがとう。
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