例えば、どういう会社がだめになるかというと、市岡氏によれば「3つがあれば残れる」という。1つはお客さんに認めてもらうために知恵を絞って実践する。施設が古いから、と諦めないで、そこは気配りと掃除でカバー。サービスを良くして値上げすれば、赤字体質から脱却できる。2つ目、話題がない会社はダメ。他の会社がやらないこと、ライバルが嫌がることをやれば良い。日本初、という施設や機材を投入してマスコミや業界紙からも応援される土壌を築く。3つめ。気のない社員はダメ。常に改善改良変革。うまくいっていても少しずつ変える。変えることでもっとよくなるかもしれないから。もちろん、失敗することもあるが、それはそれで判るから良い。変わるという「気」がなければ、次に進まないなどなど。
市岡氏の情熱溢れる講演の後、懇親会へ。会頭の愛知さんや講師の市岡さんと直接お話ができる機会だというのに瑞浪の方々はなんと遠慮深いことなのか。例えば、経営のモットーや賢い計算法、1日の過ごし方など講演の中では聞けなかった話が満載で、そんな充実した話がわずか7名の中でしか語られなかったのだ。
もちろん、私はメモをして、そして、加賀美幸子氏講演会のパンフレットを配ったのは言うまでもない(笑)。地元の方々は、本当にチャンスが目の前に落ちているのに、それを見過ごしているだけなんだよ、と声を大にして言いたい。岐阜県の経営者は、大手が参入してくる、というと、戦う前から負けた気になってしまう、と市岡氏。相手がたとえ大手だろうと、乗り込んでくるのはサラリーマン。こっちは小さいとは言えども経営者。社長が即断即決してどんどん相手の弱いところを攻め込んでいけば、撤退するのは向こうである。こちらは地元。どこにも逃げてはいけない。だからこそ、足に地をつけて長期計画でじわじわと弱いところをついてゆき、地元のお客様から愛され続けるよう経営していけば良い、と言う。資本力だけが勝負の分けれ目ではない、という市岡氏の言葉に勇気と新しいやる気をもらった。
ありがとうございました。
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千の風になって/長野文憲ギターソロアルバム

「千の風になって」の加賀美さんの朗読が染み入ります。
源氏絵物語 本物の絵と声で楽しむ日本の古典

加賀美幸子氏講演会 11月14日 多治見市文化会館
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