2009年11月9日月曜日

株式会社コパン 市岡社長講演会「地域密着型スポーツクラブの新しいカタチ」

6日(金)、瑞浪商工会議所(会頭 愛知孝夫さん)主催による「瑞浪若者塾」が開催された。講師は、株式会社コパン代表取締役社長市岡 道隆氏。市岡氏は元々サラリーマン。会社のお荷物部門だったスポーツクラブ部門をゼロから立ち直らせて会社をMBO。いまや年商34億円。全国でも異色の経歴とガッツ溢れる経営のアイディアと、その反面緻密な計算で10年で業界17位のスポーツクラブに育て上げた名経営者だ。そんな彼の経営論が聞ける(しかも無料!)とあって、大変楽しみでしたが、市岡氏の経営論は期待どおり非常に面白い話ばかり。

 例えば、どういう会社がだめになるかというと、市岡氏によれば「3つがあれば残れる」という。1つはお客さんに認めてもらうために知恵を絞って実践する。施設が古いから、と諦めないで、そこは気配りと掃除でカバー。サービスを良くして値上げすれば、赤字体質から脱却できる。2つ目、話題がない会社はダメ。他の会社がやらないこと、ライバルが嫌がることをやれば良い。日本初、という施設や機材を投入してマスコミや業界紙からも応援される土壌を築く。3つめ。気のない社員はダメ。常に改善改良変革。うまくいっていても少しずつ変える。変えることでもっとよくなるかもしれないから。もちろん、失敗することもあるが、それはそれで判るから良い。変わるという「気」がなければ、次に進まないなどなど。

 市岡氏の情熱溢れる講演の後、懇親会へ。会頭の愛知さんや講師の市岡さんと直接お話ができる機会だというのに瑞浪の方々はなんと遠慮深いことなのか。例えば、経営のモットーや賢い計算法、1日の過ごし方など講演の中では聞けなかった話が満載で、そんな充実した話がわずか7名の中でしか語られなかったのだ。

 もちろん、私はメモをして、そして、加賀美幸子氏講演会のパンフレットを配ったのは言うまでもない(笑)。地元の方々は、本当にチャンスが目の前に落ちているのに、それを見過ごしているだけなんだよ、と声を大にして言いたい。岐阜県の経営者は、大手が参入してくる、というと、戦う前から負けた気になってしまう、と市岡氏。相手がたとえ大手だろうと、乗り込んでくるのはサラリーマン。こっちは小さいとは言えども経営者。社長が即断即決してどんどん相手の弱いところを攻め込んでいけば、撤退するのは向こうである。こちらは地元。どこにも逃げてはいけない。だからこそ、足に地をつけて長期計画でじわじわと弱いところをついてゆき、地元のお客様から愛され続けるよう経営していけば良い、と言う。資本力だけが勝負の分けれ目ではない、という市岡氏の言葉に勇気と新しいやる気をもらった。

ありがとうございました。

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