2009年9月7日月曜日

【プレスリリース】多治見now、元NHKアナウンサー加賀美幸子氏を招いたチャリティー講演会開催

【2009年9月7日】

 設立準備中の非営利団体多治見nowは、本日、発展途上国の難病「産科フィスチュラ」患者救済と多治見市のまちおこしを目的としたチャリティ講演会を開催すると発表した。

 本講演会は、元NHKアナウンサー加賀美幸子氏を講師に11月14日13時より多治見市文化会館にて開催される。
加賀美幸子氏講演会 11月14日 多治見市文化会館

 「産科フィスチュラ」とは、難産により膣と直腸や膀胱との間の壁に穴が開いてしまう疾患。世界保健機関によると、産科フィスチュラはサハラ以南のアフリカや南アジアを中心に、世界で約200万人の罹患者がいると推定されている。罹患すると、排便や排尿のコントロールが効かなくなり、ふん尿垂れ流し状態となってしまうため、感染症を併発したり歩行困難が生じる。また地域で孤立、村八分状態にさせられてしまう女性も多い。10歳~12歳で結婚出産時に、この産科フィスチュラに罹患。以降フィスチュラによってふん尿垂れ流しで一生涯を人生に悲観したまま終える女性も少なくないという。

 産科フィスチュラは手術で治すことが可能。しかし、貧困が原因で日本円で約5万円の手術費用はおろか、病院までのわずかな交通費すら持ち合わせていない女性がほとんどのため、罹患者を減らすことが困難となっている。

 2003年以降国連人口基金(UNFPA)がフィスチュラ撲滅キャンペーンを開始しているものの、日本国内では母子衛生上の対策が十分採られているため、逆に日本国内の医療関係者の中にも「産科フィスチュラ」問題には馴染みがない。そのため「産科フィスチュラ」問題に対する認知も進まず、フィスチュラ撲滅活動への理解が進んでいないことから、国際社会における日本の地位向上という観点からも憂慮されているのが現状である。

 本講演会は、日本でフィスチュラ撲滅運動に取り組んでいるNPO団体ハムリンフィスチュラジャパン代表の中山道子氏と知り合った当会役員後藤康之が賛同し、地元多治見市でのチャリティ講演会を企画。

 当日は、中山氏による身近な国際貢献の講演に加えて、元NHKアナウンサー加賀美幸子氏が初来多。「ラジオ深夜便」「NHKアーカイブス」等でお馴染みの加賀美氏が「こころを動かす言葉と素敵な生き方」と題して講演する。

 本講演会は、多治見市、多治見市教育委員会、(財)多治見市文化振興事業団、中日新聞、多治見中日サービスセンターの後援とヤマカグループ、十六銀行、大垣共立銀行、東濃信用金庫、JAとうと、西濃運輸、吉川組、のうひ葬祭等の地元企業の協力により、多くの掲示板やポスター、パンフレットなどが多治見市を中心に市役所、病院や学校などの公共施設や美容院、喫茶店・レストラン等に設置・掲示される予定である。

 「国際貢献活動を通じたまちおこし事業を地元多治見で行うことで、意識の高い方々を多数輩出できる。そんな方々と共により良い街づくりにつながる活動を支援したい。多くの方々にポスター掲示、パンフレット配布のご協力・ご支援をお願いしたい。」と後藤代表は述べた。

本件のお問い合わせは、多治見now 担当後藤=電話 0572-29-4577 。メール=tajiminow■gmail.com、(■を@に変えてください)。ホームページ= http://www.tajiminow.infoまで。 なお、本講演会のチケットは多治見中日サービスセンター=電話 0572-23-8517 まで。


加賀美幸子氏講演会 11月14日 多治見市文化会館
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