やはり地元の方は暖かいですね。しかし、この暖かさに甘えることなく、きちんと、しっかりと、しなければなりません。NPOだからと甘えているわけにはいかないのです。そして、応援していただいたことに感謝するだけでなく、来年度には応援できる側に廻れるように成長しなくてはなりません。
「お前のオヤジさんにはホント大変な目に遭わせられたよ」
そんな風に自分の子供が言われたら大変なのです。
人に紹介する、紹介される、地元密着とはそういうことです。ようやく気づかされました。
5年、10年いうスパンでは短いのです。
孫の代、子の代のことまで考えて行動するのが田舎流です。だから、というわけではないですが、親孝行する人は、それだけで信頼を重ねていけるのです。親に恥かかせられない。子供に、孫に恥ずかしい顔を向けるわけにはいかない。そんな「恥」「誇り」を重んじる生き方=それが世襲なのに。
単に、○○家のどら息子だ、おら~一票入れろ!
そんな方法じゃあ選挙に勝てるわけがないのです。
もともと日本ってそうだと思います。
無国籍流の東京式ビジネス、インターネットビジネスも自分としてはやっていて面白いし楽しい。けれど、”土着”の雰囲気はありません。損か得か、メリットがあるかないか、といったビジネスライクな付き合いです。それはそれで良いです。
一方で、地縁を大事に、孫子の代まで考えて、相互関係を長い間かけて培っていくやり方も日本のビジネスのやり方です。こちらのビジネスは短期的なメリットデメリットというよりも何世代にもわたっての付き合い。裸の付き合いですね。急激な成長はしないかもしれないけれど、着実確実に進んでいくやり方です。これはこれで楽しいものです。今、それを実感しています。
東国原宮崎県知事や橋下大阪府知事など、東京で活躍していた方がふるさとへ戻って活躍するトレンドがあります。地方の疲弊を防ぐ意味で”まちおこし”がブームです。
そんなうわっ付いたブームよりも大切なものがあります。
それは、人と人との絆であり、出会い、コミュニケーションです。多治見nowとしてそんなコミュニケーションに関わって生きたいと感じています。本日もありがとうございました!
加賀美幸子氏講演会 11月14日 多治見市文化会館
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